ベネズエラのスペイン語とは?在住経験者が伝える3つの特徴

かおり
かおり

こんにちは!

通訳・翻訳・通訳案内士のフリーランス、かおりです!

(かおりのプロフィールはこちらからご覧ください)

今回は以下の悩みに対応する記事を書きました!

質問者
質問者

南米のベネズエラに赴任することになったんだけど、現地のスペイン語ってどうなっているの?スペイン語は勉強してきたけど、ベネズエラで使われるスペイン語とは違うだろうし…。

ベネズエラとは、南米のカリブ海とコロンビアの国境に面しており、豊かで美しい自然環境が特徴となっている国です。

過去には、亀田興毅選手の初の世界タイトルマッチで拳を交えたファン・ランダエタ選手がベネズエラの出身だったこともあり、試合後には国名が広く知られるようになりました。

2006年の国連総会で米国のブッシュ大統領(当時)を名指しで「悪魔」と呼んだ故ウーゴ・チャベス元大統領も有名ですよね。

ベネズエラを含めた中南米のスペイン語は、スペイン本国のスペイン語とは表現方法や発音が異なっており、スペイン語の資格試験であるDELEでもその知識が問われます。

本記事では、スペイン本国以外の中南米スペイン語に関心を持つ方々へ、ベネズエラのスペイン語が持つ3つの特徴をご紹介いたします。

本記事の対象者:スペイン語学習のモチベーションを高めたい学習者の方々、スペイン本国以外の中南米スペイン語に関心を持つ方々

ベネズエラ人のスペイン語とは?

ベネズエラのスペイン語

中南米諸国にはそれぞれ独特のスペイン語があると言われています。とくにベネズエラの場合は、発音と代名詞、語彙に特徴が顕著に現れていました。

例えば、アルゼンチンでは「ジャ」を「シャ」と発音することもあります。llamarは通常、「ジャマール」と発音しますが、現地では「シャマール」と呼ぶことがほとんどです。

実際にDELEのB2を受験すると、リスニング問題でチリやアルゼンチンの独特の発音を耳にすることもあります。

それだけ中南米のスペイン語のプレゼンスは大きいわけですが、ベネズエラで使われるスペイン語はどうなのでしょうか。

発音:母音が続く場合はdを発音しない

ベネズエラに滞在してみて感じたのは、東部と西部など地域によって発音が異なるという点です。

例えばベネズエラ東部のオリエンテと呼ばれる地域では、会話で前置詞のdeを使う時にdを発音せず、最初はほとんど聞き取れませんでした。下記のように、東部では「Casa de 〇〇(〇〇の家)」という時にはdの発音を省いて「Casa e 〇〇」と言います。

Roberto
Roberto

Ésta es la casa (d)e mi abuelo.

これはおじいちゃんの家だよ。

一方で西部のメリダ州にいくと、上記のような省略という形はほとんど見られませんでした。

余談ですが、年間に200回以上雷が発生する場所として知られるマラカイボの住民が話すスペイン語は全くと言っていいほど聞き取れませんでした

単に私のリスニング力がしょぼいだけですが…(笑)

代名詞:TúとUsted、どっち?

スペイン語で二人称を示す代名詞は「Tú(君)」と「usted(あなた)」です。

前者は友人同士で使われますが、後者は先生などの目上の人物に対して使われます。

私が経験した範囲では、東部のオリエンテではustedを使う方々をほぼ見ませんでした。例外は学校で生徒が先生に対して使うケースです。

一方で西部に移動すると、年代関係なくTúよりUstedを使う方々が多く、目上の方が私に対してustedを使ってきた時は少し驚きました。

どこの地域が境目になっているかは分かりませんが、ベネズエラの西部ではそれなりに人間関係の線引きを意識しているのかもしれません。実際に友人の中でもプライベート空間を大事にしている人が多かったです。

語彙:ベネズエラ独特の表現・俗語

Chévere

【Chévereを覚えよう!】初級&中級の中南米・スペイン語講座_01

Chévereとは、「いいね!」「すばらしい!」などポジティブな感嘆表現をする時に使われる言葉です。

ベネズエラの観光省が観光振興キャンペーンでも、「Cheverito」というイメージキャラクターが使われている通り、ベネズエラを代表する表現の一つと言ってもいいでしょう。

ご興味がある方は、「Cheverito」をクリックしてご覧になってみてください。

現地で何かおもしろいアイディアを耳にしたり、何かいいことがあった時には、「Chévere」と言ってみると現地人から喜ばれるかもしれません。

Chamo

【Chamoとは?】初級・中級の中南米・スペイン語講座_04

Chamoとは、「親しい男性」を表す言葉です。

amigoやmuchachoがさらに砕けた表現と言えば分かりやすいでしょうか。

¿Hola chamo, cómo estás?という形で使われるので、日本語では「よお、元気?」という意味になります。

親しい男性に対する挨拶として使われるので、ある程度信頼関係が築けたamigos de confianzaに使ってみるといいかもしれません。

Pana

【Panaとは?】初級・中級の中南米・スペイン語講座_05

Panaとは、「友達、仲間」という意味を持つ俗語です。

現地人の会話を聞いていた限りでは、Chamoとほぼ同じレベルで使われている印象を受けました。

親しい友人同士の会話でしたら特に問題ありませんが、目上の方と話すときには「señor」を使った方がいいでしょう。

白水社教材(スペイン語)で基礎を固める

スペイン語の教本

ここまでベネズエラのスペイン語をざっくりと紹介してきました。

しかし、単語や構文の基礎ができていないと何を聞いても理解するまで時間がかかってしまいます。

ここでは短期間に基礎構文とリスニング力を習得できる教本をご紹介致します。

白水社のエクスプレスシリーズとは、全20課となっているコンパクト語学教材(CD付属)です。

一日一課のペースで学習を進めていくと、1ヵ月である程度の基礎は身に付きます。

私自身もエクスプレスシリーズで数か国語勉強してきましたが、本の厚みのなさがポイントです(笑)

厚みのある本だと余計なプレッシャーになってしまい、あまり勉強が捗らなかった記憶があります。

エクスプレスシリーズだと、最初から最後まで自己完結できるように設計されているので、一度教材をコンプリートしてみたいという学習者にはおすすめの教材です。

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