通訳案内士二次試験に独学で合格するポイント【プレゼンテーション】

かおり
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こんにちは。管理人の松本かおりです。
本記事では以下の悩みに対処するアイディアをご紹介します。

質問者
質問者

通訳案内士の二次試験って、なんか難しくない?

プレゼンテーションでは予想してたのと違う問題が出るって聞くし…

マニアックな問題が出るという噂を時々聞くようになった全国通訳案内士試験。

全国通訳案内士試験とは、全国通訳案内士として必要な知識及び能力を有するかどうかを判定することを目的として、JNTO(日本政府観光局)により毎年1回実施される試験です。語学で唯一の国家試験として知られています。

実際に受験して感じたのは、全国通訳案内士試験の内容には実務重視の傾向が高まっているという点です(あくまでも個人的な所感です)。

ガイドとして仕事を始めると、教科書やマニュアル通りのお客様はほぼきません(笑)

近年の傾向としてはFIT(Foreign Independent Tour)という形で来日するお客様が増え、マッチングサイトからガイドが仕事を受注する形が一つのトレンドとなっています。

お客様とのやり取りを通じて、オリジナルツアーを提案し、実際のツアーでは想定外の質問やルート変更に応じる臨機応変な対応力が求められる時代になってきていると感じます。

試験内容によっては、以下のような疑問を持つような問題が出てくるようです。

質問者
質問者

これ、マニアックじゃない?

通訳ガイドで本当に必要な知識なの?

しかし、そのような想定外の質問にも自分の判断力と知識で冷静に応じることができるようになるのが、通訳案内士試験の趣旨となってきているのではないかと思います。

実際の業務でも臨機応変に対応する場面は多々あります。

(通訳案内士の仕事についてはこちらをご覧ください)

私が受験した2009年度(英語)と2017年度(スペイン語)にも、そこそこマニアックな問題も出題されました。

ただ、全てがマニアックというわけではないのでプレゼンテーション、外国語訳、質疑応答で7割~8割前後をとれれば独学でも二次試験に合格できると思っています。

本記事では、全国通訳案内士二次試験のプレゼンテーション対策になる勉強法と例文、参考書をご紹介しようと思います。

質疑応答の対策についてはこちらをご覧ください。

本記事の対象者:通訳案内士試験(二次試験)の合格を独学で目指し、プレゼンテーション対策で悩んでいる方々

通訳案内士二次試験・プレゼンテーションのポイントとは?

General→Specificの順序で説明する

私が2017年度に受験した時は、以下の手順でプレゼンテーションを行いました。

  1. Generalな説明(一般論、「~とは」から始める)
  2. Specificな説明(テーマに関する地理情報、歴史、規模感、近年のトレンドなど)

実際の問題

私が最後に受験した2017年度の二次試験内容は下記の通りでした。

  1. キーワードが書かれた3枚のカードを渡される。
  2. 30秒以内に、どのキーワードでプレゼンテーションするかを決めて準備する(用意された筆記用具とメモは使用可)
  3. その中から1枚を選択して2分程度プレゼン(2017年に受験した時は「夏祭り」「前方後円墳」「テレビ離れ」の中から「テレビ離れ」を選択)
  4. 2017年度の試験では、ネイティブの面接官から5問ほど質問がきました。(英検やDELEの口頭試問のようなイメージ)

説明の例文

ここで、私が受験した2017年に出題された「夏祭り」「前方後円墳」「テレビ離れ」を説明する例文を順にご紹介致します。

夏祭り

夏祭りとは、7月上旬から8月下旬にかけて日本各地で開催される祭りの総称です。現代では七夕祭りや花火大会、盆踊りが有名ですが、古くは京都の祇園祭のように「厄除け」「無病息災」「疫病退散」を願うために行われてこなわれていました。

七夕祭りでは、毎年7月7日の夜に、願いごとを書いた短冊や飾りを笹の葉につるし、成就を願う習慣が今も残っています。また、日本各地では多くの花火大会が開催され、漢字を形成する打ち上げ花火を見られます。盆踊りは、広場の中央にやぐらを設営し、やぐらの周囲を踊って回りながら、死者を供養する祭りです。

夏祭りには参加者の多くが浴衣を着て参加し、グルメやゲームの屋台が通りに並びますので、機会がありましたらぜひ足を運んでみてください。

英語
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The summer festival or Natsumatsuri is a general term for festivals held in various parts in Japan from early July to late August. The Tanabata Festival, fireworks display, and Bon Odori are well-known summer festivals today, but in the past, they were organized to wish for “evil eradication” and “no illness”, like the Gion Festival in Kyoto .

 

At the Tanabata Festival, on the night of July 7 every year, there is still a custom to hang pieces of papers with written wishes on the bamboo leaves for fulfillment. Many fireworks festivals are held all over Japan, and you can see the fireworks that form kanji or Chinese characters in the sky. Bon Odori is a festival where a stand is set up in the center of the square, and people console the deceased people while dancing around the stand.

 

Many Japanese people participate in the summer festival wearing yukata or a Japanese traditional costume, and enjoy gourmet and game in the stalls lined up on the street.

スペイン語
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El festival de verano o Natsumatsuri es un término general para festivales celebrados en varias partes de Japón desde principios de julio hasta finales de agosto. El Festival de Tanabata, la exhibición de fuegos artificiales y el Bon Odori son festivales de verano bien conocidos hoy en día, pero en el pasado, se organizaron para desear la “erradicación del mal” y “no enfermedades”, como el Festival de Gion en Kioto.

 

En el Festival de Tanabata, en la noche del 7 de julio de cada año, todavía existe la costumbre de colgar pedazos de papeles con deseos escritos en las hojas de bambú para su cumplimiento. Muchos festivales de fuegos artificiales se llevan a cabo en todo Japón, y puede ver los fuegos artificiales que forman kanji o caracteres chinos en el cielo. El Bon Odori es un festival donde se instala un escenario en el centro de la plaza, y la gente consuela a las personas fallecidas mientras bailan alrededor del escenario.

 

Muchos japoneses participan en el festival de verano vistiendo yukata o un traje tradicional japonés, y disfrutan de la gastronomía y el juego en las casetas alineadas en la calle.

前方後円墳

前方後円墳とは、日本で3世紀から7世紀ごろまで作られた王を祀る古墳の形式の1つです。鍵穴のような形をしており、円の部分に死亡した王を埋葬して盛大に埋葬祭祀が行われました。そのため、後円部は前方後円墳で最も大切な場所であると言われています。

国内最大の前方後円墳は、大阪府堺市にある大仙古墳です。2019年には、大仙古墳を含む「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」が世界文化遺産に登録されました(※)今後は世界中から多くの観光客が訪問する可能性があります。

(※)バクーで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は6日、世界最大級の墳墓である「仁徳天皇陵古墳」(大山(だいせん)古墳)を含む「百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群」(大阪府)を世界文化遺産に登録すると決定した。天皇や皇族の墓として宮内庁が管理する「陵墓」の登録は初めて。

引用元:「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産に決定 国内23件目、陵墓は初

英語
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The keyhole-shaped mound is one form of tombs that worships the king, which was established in Japan from the 3rd to the 7th centuries. It was shaped like a keyhole, and the king is buried in the circle part with a burial ritual. Therefore, the circle part is thought to be the most important in the tomb.

 

Daisen Kofun or Daisen Tomb is located in Sakai City, Osaka Prefecture, which is the biggest tumult in Japan. In 2019, the “Mozu and Furuichi Tumuli Clusters” including Daisen Kofun were registered as a World Cultural Heritage site. Thus, a lot of foreign tourists will visit the site.

スペイン語
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El montículo en forma de ojo de cerradura es una forma de la tumba que adora al rey, que se estableció en Japón desde los siglos III al VII. Tenía la forma de un ojo de cerradura, y el rey está enterrado en la parte del círculo con un ritual de entierro. Por lo tanto, se cree que la parte del círculo es la más importante en la tumba.

Daisen Kofun o Daisen Tumba se encuentra en la ciudad de Sakai, prefectura de Osaka, que es la mayor tumba de Japón. En 2019, los grupos de tumbas de Mozu y Furuichi que incluye Daisen Kofun, se registraron como sitio del Patrimonio Cultural Mundial. Por eso, muchos turistas extranjeros visitarán el sitio.

テレビ離れ

テレビ離れとは、テレビの視聴習慣がなくなることです。過去と比較すると、YoutubeやNetflixなどのVideo-on-Demandサービスで映画やドラマ、ニュースなどの番組を視聴できるようになるなど、視聴媒体が多様化したことが、テレビ離れの理由の一つとして挙げられます。総務省が発表した2018年度の統計情報(※)によれば、テレビ視聴時間よりもインターネットの平均利用時間が増加傾向にあると言われています。

とくに10代から20代の若年層はインターネットのホームページやSNSで情報収集する傾向が強く、テレビがないという家庭も珍しくなくなってきました。夜のゴールデンタイムにテレビを見なくても困るというわけではなく、ネットの方がより多様なコンテンツを楽しめるという見方もあるからです。一方で、情報過多な社会でフェイクニュースに振り回されないためにも、情報リテラシーを身に付ける重要性が各世代で認識されています。

(※)平日、休日ともに、テレビ(リアルタイム)視聴の平均利用時間が減少した一方で、インターネットの平均利用時間は、増加傾向にある。

引用元:総務省 情報通信白書 平成30年度版

英語
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“Life without TV” means the trend that people watch less TV. Compared to the past, one of the reasons for this is the diversification of media, such as Video-On-Demand services such as Youtube and Netflix in which you can watch movies, dramas, and news. According to the statistical information by the Ministry of Internal Affairs and Communications in 2018, it is said that the average time of Internet usage is longer than the TV viewing time.

 

In particular, young people in their teens and 20s have a strong tendency to collect information on the Internet and social media. It’s not rare to see families with no TV. You have no problems without TVs from seven at night. You can enjoy more diverse content on the Internet. On the other hand, each generation has recognized the importance of acquiring information literacy so that they will not be swayed by fake news in the society abundant in the information.

スペイン語
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“Vida sin televisión” significa la tendencia de que la gente vea menos programas de televisión. En comparación con el pasado, una de las razones es la diversificación de los medios, tales como Youtube y Netflix, en los que puede ver varios programas, películas, dramas y noticias. Según la información estadística del Ministerio del Interior y Comunicaciones en 2018, se dice que el tiempo promedio de uso de Internet es más largo que el tiempo de ver televisión.

 

En particular, los jóvenes en su adolescencia y 20 años tienen una fuerte tendencia a tener información en Internet y medio social. No es raro ver familias sin televisiones. No tiene problemas sin televisión desde las siete de la noche, puede disfrutar de contenidos más diversos en Internet. Por otra parte, cada generación ha reconocido la importancia de adquirir capacitión de información para que no se dejen influenciar por noticias falsas en la sociedad que circulan en la información.

無料教材を活用しよう

上記で見ただけでも、試験問題内容が多岐に渡るというのが想像できるのではないでしょうか。

私の場合は、基本としていたのはハローの無料メルマガで情報収集を行い、イメージを膨らませてオールラウンドに対応できる知識の持ち玉を用意しました。

とにかくイメトレの連続です。

満点はとれなくても、どの質問がきても合格点に達する説明だけはできるようにしました。

ハロー通訳アカデミー

私が受験生時代に利用していたのは、ハロー通訳アカデミーの教材です。

ハロー通訳アカデミー

  • メルマガが無料!
  • 勉強法や教材のノウハウが豊富!

無料のメルマガが一番のポイントです。

40年以上の歴史があるので、十分なノウハウを持っています。

メルマガでは、過去の二次試験で出題された問題を配信してくれるので、ある程度の傾向を掴めます。

それに基づいて、自分で「相手がこうきたらこう返す」というイメージトレーニングを行います。

また、ハロー独特の300選も使いました。

逐次通訳やプレゼンテーション自体は、練習を積み重ねておけばそれなりの対応ができる問題です。

その意味ではハローの教材が道標になると思います。

必要な教材を1巡~2巡学習する

日本事象の説明


スペイン語の教材そのものはなかかったため、自分でキーワードをノートに書き写し、それを口頭で説明できるようにしました。

最近はインターネットが発達していますので、不明点はすぐにスペイン語で調べられます。

それを地道に積み重ねれば、自ずと臨機応変に対応できる力がついてくるのではないかと思います。

ハローの教材と併せて、松本先生の教材も活用しました。

もともとこの本は学生時代に頂いたものだったのですが、通訳案内士試験で大いに役立ちました。

日本語と英語の対訳を見開きで確認できるようになっているので、音読と内容確認には最適です。

全体的に7割~8割という気持ち

二次試験で狙うのは「合格」です。

点数配分に偏りがなく、全体的にバランスよく説明ができれば、二次試験で合格できるのではないかと思います。

そのためには、基礎知識をインプットしてイメージを膨らませ、できる限り毎日勉強を積み重ねていくことが必要なのではないかと思います。

実務能力を問う二次試験内容

ガイドを楽しもう

全国通訳案内士試験のトレンドとして、実務重視の傾向が高まっているように個人的には感じます。

私が受験した2017年度試験の二次試験では、課題に対するプレゼンテーションが終了すると、参考書には載っていないような想定外の質問が続きました。

英検1級やDELE B2の口頭試問を思い出させるような内容でした。

実際にガイドをやった経験から申し上げると、想定外の質問や状況にいかに対応するか、という実務能力を問う内容に変わってきているのかと思っています。

ガイドをやっている友人から話を伺うと、毎回ライブをやっているような気持になるそうです。

実際の仕事では何を準備すればいいのか?と疑問をお持ちの方はこちらの記事をご覧ください。

マニュアル通りのお客様は存在しませんので、受験生のうちから臨機応変に対応するノウハウを身に付けておくのが、試験攻略の肝と言えるでしょう。

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