【通訳案内士ブログ】外国人観光客との事前確認事項4選

かおり
かおり

こんにちは、かおりです!

今日は以下の悩みに対応する記事を書きました。

質問者
質問者

ガイドの仕事を受注したんだけど、お客様には事前に何を伝えておけばいいんだろう?何か確認し忘れていたらトラブルになりそうで不安…

通訳案内士業界では、訪日観光客のニーズが多様化してきています。

ニーズの多様化に伴い、トラブルも各地で散見されるのも事実です。

お客様への気配り事前に一つでも見せるだけでトラブルを未然に防げますので、通訳案内士はそのリスク対策を常に考慮しなければいけません。

本記事では、「外国人観光客との事前確認事項4選」についてご紹介します。

本記事の対象者:仕事を受注してお客様へ何を確認すればいいのか悩んでいる通訳案内士、通訳案内士試験の受験生

重要な確認事項4選

現金を持参すること

日本ではクレジットカードを使えないところがある

外国人観光客には事前に現金を持参するように伝えなければいけません。

日本の交通機関や飲食店ではクレジットカードを使えない場合があり、外国人観光客が困るシーンをよく目にします。

とくに下記のようなシチュエーションでは注意が必要です。

  1. SUICA/PASMOの購入とチャージ
  2. 飲食店での支払い
  3. JR乗車券
  4. 東京メトロ乗車券

SUICA/PASMOの購入とチャージ

口頭で駅係員に確認したところ、クレジット機能がない通常のSUICA/PASMOには、クレジットカードを使用してチャージはできないという回答でした。

下記のように条件次第ではSUICAにチャージができるパターンもありますので、詳細は駅係員に問い合わせた方がよさそうです。

多機能券売機および駅にあるATM「ビューアルッテ」では、ビューカードによるクレジットカード決済での入金(チャージ)も可能です。

「JRE POINT WEB」に登録しているSuicaをお持ちの方は、券売機等で「JRE POINT」を使ってSuicaに入金(チャージ)することができます。

以下のSuicaをご利用の場合、「ビューアルッテ」で「JRE POINT」を使ってSuicaに入金(チャージ)することができます。

  • ・Suica付きビューカード
  • ・あらかじめビューカードとリンク設定済みのSuica

引用元:JR東日本 入金(チャージ)

詳細はSUICAのチャージ方法PASMOのチャージ方法をご覧ください。

飲食店での支払い

都内にはクレジットカードによる支払いができない飲食店があります。

最近のケースでは、個人経営と思われるラーメン店で「現金のみのお取り扱いとなります」と言われた時がありました。

幸いその時はお客様が現金を持っていたので支払いができましたが、可能であれば立ち寄る予定の飲食店に、クレジットカードによる支払いが可能かどうかを確認しておいた方が無難です。

JR乗車券

JRではクレジットカードを使って幅広い乗車券を購入できます。

クレジットカードで切符を購入する方法は、券売機とみどりの窓口で購入する方法の2とおりがあります。JRでは、新幹線切符、特急券、定期券、普通乗車券、グリーン券、回数券などを買うことができます。

引用元:三井住友カード クレジットカードの裏話

JRの券売機で新幹線の切符を買う時の落とし穴が「暗証番号」です。

クレジットカードによっては暗証番号がなく、券売機で暗証番号を入力する画面から先には進めない場合があります。

この場合はみどりの窓口へ移動しなければいけませんので、事前にお客様へカード暗証番号の有無を確認していくといいでしょう。

東京メトロ乗車券

東京メトロ乗車券をクレジットカードで購入する場合、直接駅係員に問い合わせた方が無難です。

定期券及び旅行者向け企画乗車券「※Tokyo Subway Ticket」購入時にクレジットカードをご利用いただけます。
※発売対象者

(1)訪日外国人旅行者

(2)東海道・山陽新幹線の会員制ネット予約サービス「エクスプレス予約」及び「スマートEX」で熱海駅~博多駅から東京駅・品川駅までご旅行されたお客様

上記のお客様を対象に一部定期券うりばで発売しております。

引用元:東京メトロ よくあるご質問

タトゥーの有無

タトゥーにより温泉に入れない

タトゥーをしている場合、銭湯に入れない可能性があると事前に伝えておく必要があります。

実際に来日時に銭湯で入浴を断られ、「なぜタトゥーをしているだけで、入浴できないのか?」と困る方がいらっしゃいます。

日本の銭湯ではタトゥーが禁じられているケースが多いですが、外国人観光客にはその情報があまり届いていないという話を聞きました。

外国人観光客の情報源はガイドブックかインターネットの口コミに依存することが多く、観光時の注意事項まで確認する余裕はないようです。

お客様が温泉への入浴を希望する場合、事前にタトゥーの話をしておくとトラブル回避のリスク対策になります。

実際にそのような状況に直面した時の説明方法はこちらをご覧ください。

たくさん歩く観光名所の情報共有

たくさん歩く観光名所

歩行時間が長い観光名所を訪れる場合、事前にその旨を伝えるなければいけません。

観光名所によっては長時間の歩行が必要な場合があります。

東京では明治神宮や皇居が挙げられます。とくに皇居東御苑は起伏に富んでいるため、お客様によっては休憩が必要です。

「これじゃ、エクササイズじゃないか」

皮肉っぽくお客様から言われたことがありました。あの時の経験を振り返ると、「皇居と明治神宮はそれなりに歩きますよ」と事前に一言伝えるだけで、お客様のストレスを多少減らせる工夫ができたのではないかと思います。

実際にそのような状況に直面した時の説明方法については、以下の記事をご覧ください。

通訳案内士二次試験に独学で合格するポイント【質疑応答の例文付】
全国通訳案内士の二次試験は面接形式となっており、2018年度の試験では日本関連事象のプレゼンテーション、指定された文章の外国語訳、それに関わるトラブル対応の質疑応答に分かれました。本記事では、質疑応答に関する傾向と試験対策について解説していきたいと思います。

イスラムのお祈り

イスラムのお祈り

イスラム教徒のお客様をご案内する際にはお祈りの時間を確認しなければいけません。

数年前にイスラム教徒のお客様をご案内したことがありました。

イスラム教では一日に5回の礼拝が義務づけられており、ガイドとしてもお祈りができる時間と場所を考慮した上でスケジュールを組む必要があります。

インターネットで調べるとイスラムカレンダーやお祈りの時間を調べられますが、直接お客様へ時間を伺った方がいいです。

ガイドが事前にインターネットで調べた内容と、お客様が希望するお祈りの時間がずれていた、という話になるとスケジュールの変更を迫られます。

ほんの些細な気配りでトラブルを未然に防げます。

イスラム教徒のお客様に限らず、お客様とのコミュニケーションによる情報収集が重要です。

お客様とのコミュニケーションによるリスク対策

本記事では多様化するニーズに対応するための「確認事項4選」をご紹介しました。

個々の確認事項で共通しているのは、お客様とのコミュニケーションを密にとり、事前に情報共有を図ることでリスクを未然に防げるということです。

受注の段階で申送り事項として一度に伝えるのがポイントになります。

日本と海外の異なる文化・風習を学べるチャンスでもありますので、その違いを会話の切り口にしてご案内していくと、ガイドの仕事が面白くなります。

これからガイドへ臨まれる方々の参考になれば、うれしく思います。

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