【翻訳トライアル】採点者の心をつかんで合格する6つのコツ

かおり
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こんにちは!

通訳・翻訳・通訳案内士のフリーランス、かおりです!

(かおりのプロフィールはこちらからご覧ください)

今回は以下の悩みに対応する記事を書きました。

質問者
質問者

フリーランスで翻訳の仕事をしたいと思っています。翻訳会社に登録する時にはトライアルを受けなければいけないようですが、合格するためには何を準備すればいいのでしょうか?

翻訳のトライアルに合格する方法について質問されることがあります。

私が考える合格のコツは「当たり前のことをやる」です。

翻訳のトライアルの話になると、語学力が問われるというイメージをもたれがちですが、実際は翻訳+αの面を評価することが多いです。

本記事では、翻訳トライアルで合格するために、採点者の心をつかむためのコツをご紹介したいと思います。

本記事の対象者:翻訳のトライアルで合格し、翻訳者としてのキャリアを歩みたい方

【翻訳トライアル】採点者の心をつかんで合格する6つのコツ

【翻訳トライアル】採点者の心をつかんで合格するためのコツ

翻訳のトライアルで採点者の心をつかむコツは、6つあります。

  1. スペルミスをしない
  2. 動詞の活用で間違えない
  3. 見直しをする
  4. 申送り事項を記載する
  5. 固有名詞を付記する
  6. 目安の時間を指定されたら厳守する

「こんなのでいいの?」と思われるかもしれませんが、当たり前のことをしっかりできるかどうかが重要です。

なぜなら、意外にもその当たり前の作業をできない受験者が存在するため、まじめにトライアルを受験するだけでも差別化になる場合があるからです。

英検1級、TOEIC900点オーバーレベルの受験者を想定して、ポイントを細かく見ていきたいと思います。

スペルミスをしない

意外と多い落とし穴がスペルミス。

納品前のチェックができているかそうでないかが一目瞭然となります。

動詞の活用を間違えない

先日トライアル採点で目にしたのが、「~から立ち去る」という日英翻訳の訳文で「left」ではなく「leaved」と記載していた受験者。

機械翻訳をそのまま転記したのか、ただのうっかりなのかは定かではありませんが、動詞の活用を間違えた訳文は納品物に値しません。

見直しをする

一通り翻訳を終えたら、残りの時間で見直しをします。

上記の通り、当たり前のことができるかどうかがトライアルでは肝要です。

面倒くさがって見直しを怠り、スペルミスや間違った動詞の活用をそのままにしていたら、「この人は確認作業をしない」という印象を持たれます。

確認不足の問題は翻訳者としては致命的で、確認作業をしない人に仕事はこないと申し上げてもいいでしょう

申送り事項を記載する

申送り事項とは、「翻訳者がどのような意図で訳出したかを示すメモ」です。

たとえば、何らかの抽象的な理念を意訳するためには、該当文章の前後の文脈を踏まえて訳出しなければいけないケースがあります

その場合は「原文通りの文節で区切らず、パラグラフ全体の要旨を踏まえた訳文にしました」などの記載が必要です。

この作業はクライアントへ納品する際にも重要で、「???これはどんな意図をもって翻訳したんだろう?」とクライアントが困惑して余計な確認作業が発生すると、次から依頼はこない可能性が高いです。

このようなリスクのほとんどは、申送り事項を付記するだけで防げます。

固有名詞を付記する

意外と重要な盲点が固有名詞の付記。

目的は、校正者やクライアントの確認作業を省くことです。

校正者やクライアントが「この人と働きたい」と思うかどうか。

上記の申送り事項と固有名詞の付記があるかないかが、大きな影響を与えます。

これらの情報が不足すると、上の確認者が自分で時間を割いて調べる羽目になるからです。

会社によっては翻訳者より校正者の単価が低いことがあるため、校正者の作業時間が翻訳者のそれを上回ると、割に合わないという問題が生じます。

目安の時間を指定されたら厳守する

翻訳には締切があります。

締切を守れるかそうでないかを試すために「目安は〇〇分です」と指示されることがあります。

たとえば、「これだと20分くらいですね」と言われて実際やったら40~50分かかっていたらアウトになります。

タイムマネジメントができない翻訳者は、「締め切りを守れない翻訳者」と思われてしまうからです。

丸腰で手作業をはじめると効率が悪いので、英辞郎 on the WEB Proなどのツールを使いながら時短を図る必要があります。

翻訳トライアルを受ける前に知っておくべきこと

翻訳トライアルを受けてみよう

ここでは翻訳トライアルの需要・トライアルの実施個所についてご紹介いたします。

どの分野で需要があるのか?

翻訳業界の需要については、専門学校のホームページで詳しく解説されています。

まずはサイマル・アカデミーです。

医薬、薬学、金融分野は非常に専門性が高いため、元々その分野での勤務経験がある人が転身するケースも多く、翻訳業界では慢性的な人材不足だといわれています。

また、近年では原子力、エネルギー、バイオ、環境分野などの需要も伸びていて、専門的な知識は必要なものの、リサーチ力があり、各分野についてしっかり学ぶことができれば、業界経験のない文系出身の翻訳者でも活躍することができるようです。

また、近年はウェブサイトを多言語化してサービス提供する業種も増加しています。

引用元:サイマル・アカデミー

英辞郎 on the WEB Proを出しているアルクの見解はどうでしょうか。

仕事の性質上、需要は世界経済や国際情勢の影響を受けやすく、ここ数年の世界的不況のあおりを受け、輸出産業や金融業界などを中心に、一時期著しい需要の落ち込みが見られたのは業界の記憶に新しいところです。その一方で、医学・医薬、化学、特許分野など、比較的景気の影響を受けにくく、需要は安定かつ堅調という分野も存在します。

引用元:アルク

上述の引用からおわかりいただけると思いますが、どの業界でも「専門性をもつこと」が要件として求められます。

私はIT・マーケティングを専門として翻訳の仕事を受けていますが、テクニカルな翻訳の場合は需要が継続しているという印象です。

機械翻訳の位置づけは?

私が知る限りでは、機械翻訳は翻訳者が生産性を上げるためのツールです。

たとえば、Google翻訳の精度はかなり上がっていますが、人のハートに響く文言を商品カタログに反映できるかどうかは、人間の判断でないと難しいことが多いです。

IT・マーケティング翻訳の場合、初回の訳出目的で機械翻訳を利用して生産性が上がり、人間ならではの視点で校正してよりいい文章を納品するというのはよく聞きます。

トライアルでもそのフローは同様です。

どこでトライアルをやっているのか?

トライアル試験は多くの翻訳会社で実施されているので、下記の流れで受験できます。

「翻訳 採用」でググる→応募→トライアルへ

または、翻訳通訳ジャーナル翻訳者ネットワーク「アメリア」★「スキンケア商品翻訳コンテスト」のお試し会員登録で入会金0円!でも求人情報が公開されています。

まずはトライアルを受けてみよう

まずはトライアルを受けてみよう

ここまで「翻訳トライアルで採点者の心をつかんで合格する6つのコツ」と「トライアルを受ける前に知っておくべきこと」をご紹介しました。

「翻訳は稼げない」という噂がありますが、着実に実績を積み重ねていくと継続して案件の受注につながったり、翻訳のコーディネーターや営業担当の依頼もきます。

翻訳を通してさまざまな業務にチャレンジしてみたい方々へ、本記事がお役に立てると幸いです。

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