【通訳案内士試験一次試験合格】免除制度を活用する5つのポイント

かおり
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こんにちは!

通訳・翻訳・通訳案内士のフリーランス、かおりです!

(かおりのプロフィールはこちらからご覧ください)

今回は以下の悩みに対応する記事を書きました。

質問者
質問者

最近の通訳案内士の一次試験が難しくて、一回目の受験で合格できないかもしれないと不安です。免除制度があるみたいですけど、どのような形で役に立つのでしょうか?

私が通訳案内士試験に初めて合格した2009年度と比べ、近年の通訳案内士試験の一次試験では難問・奇問が出題されるという噂を聞くようになりました。

かおり
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実際に2019年度の問題を見てみると…ひょいひょい答えられる内容ではありません。とくに歴史の問題はかなり難しく、10年以上前の問題とはレベルが違うと感じました。

問題作成者の意図は定かではありませんが、見方によっては「落とすための試験ではないか…?」と考える人がいるかもしれません。

通訳案内士試験の本番は年一回の一発勝負のため、ウェイトが大きいのが特徴です。

そのため、一部の試験者の間では試験免除制度を利用する方もいます。試験免除制度により、効率的な試験準備が可能になり、合格を目指せるからです。

私自身も「英検1級」の保有資格を申告して英語の試験が免除になり、その分の時間を他教科への勉強へ充てることができました。

本記事では、通訳案内士試験一次試験で免除制度を活用する5つのポイントについてご紹介したいと思います。

本記事の対象者:通訳案内士試験の一次試験を突破したい方々

【通訳案内士試験一次試験合格】免除制度を活用する5つのポイント

【通訳案内士試験一次試験合格】免除科目を活用する4ステップ

通訳案内士試験一次試験の免除制度を活用するポイントは、以下の5つです。

  1. 観光庁のホームページで免除対象科目を確認する
  2. 該当試験のスケジュールを確認する
  3. 試験対策の戦略を練る
  4. 参考書を揃える
  5. 通訳案内士試験の対策も忘れない

それぞれ順番に見ていきたいと思います。

観光庁のホームページで免除対象科目を確認する

通訳案内士試験の免除科目に関する情報はネットでググればいくらでも出てきますが、大事なのは通訳案内士試験の公式サイトで免除対象の科目を確認することです。

インターネットにはごく稀に古い情報が残っており、古い情報を信じて走り始めると足元をすくわれることがあります。

参考情報>>2019年度の免除科目(P.15-P.17)

該当試験のスケジュールを確認する

該当試験のスケジュールを確認する

通訳案内士試験の受験日は毎年8月。

免除対象の試験を受験する場合は、上図のように通訳案内士試験の前年度に受験して合格する必要があります。

たとえば、私が英検1級を受験したのは2008年の1月。

合格通知が届いたのは2008年3月だったので、2008年度の通訳案内士試験で免除申請の手続きを済ませました。

免除制度を利用する場合、通訳案内士試験の試験日から逆算して前年度に受験して要件を満たす必要があります。

試験対策の戦略を練る

試験対策は相手を知るところから始めます。

具体的には「〇〇試験 対策」などでググります

以下で科目別にみてみたいと思います。

外国語試験

外国語の免除対象試験は以下の通りです(2019年度)

英語

  • 英検1級
  • TOEIC900点以上(L&R)
  • TOEIC Speaking Test 160点以上
  • TOEIC Writing Test 170点以上

フランス語

  • フランス語検定1級

スペイン語

  • スペイン語検定1級
  • DELE C1、DELE C2、DELE Superior

ドイツ語

  • ドイツ語検定1級

中国語

  • 中国語検定1級
  • HSK6級 180点以上(旧HSK9級 高等試験取得者)

イタリア語

  • イタリア語検定1級

韓国語

  • ハングル検定1級
  • TOPIK6級

私が通訳案内士試験を初受験した時、外国語試験(英語)で免除になるための要件は「英検1級」だけでしたが、今はTOEIC(L&R)で900点以上の点数をとるだけで免除になります。

語学が免除になると、その分「地理」「歴史」「一般教養」「通訳案内の実務」の対策に時間を充てられるので、免除になる検定資格をお持ちの場合は免除措置を利用しない手はないでしょう。

日本地理

地理では以下の試験が免除試験に指定されています(2019年度)

下記のいずれか

  • 総合・国内旅行業務取扱責任者
  • 一般・国内旅行業務取扱責任者
  • 一般・国内旅行業務取扱責任者認定証保有者

※旅程管理責任者(ツアーコンダクター)の資格は対象外

近年の通訳案内士試験で地理が難しくなったという噂は聞いていませんが、歴史のような難問科目に変わる可能性もないとは言い切れません。

不測の事態が不安な方は、受験するのも手です。

総合旅行業務取扱管理者試験の試験問題は、下記サイトで公開されています。

総合旅行業務取扱管理者試験 試験問題・正解|JATA
日本旅行業協会は、旅行に関する資格試験や、ツアーの企画・販売に必要な専門的知識を高めるための研修などを行っています。

総合旅行業務取扱管理者試験の試験問題は、下記サイトで公開されています。

試験・研修|一般社団法人 全国旅行業協会(ANTA)
一般社団法人全国旅行業協会(ANTA)は、旅す&#12...

日本歴史

歴史では以下の試験が免除試験に指定されています(2019年度)

下記のいずれか

  • 歴史能力検定2級以上
  • 大学入試センター試験「日本史B」60点以上

たとえば、2019年度の通訳案内士試験で難問・奇問だったと噂された「歴史」の免除要件に指定されている日本史のセンター試験はどうでしょうか。

簡単な特徴としては、

暗記が全て。その場で考える問題は少ない
マーク式の問題で年号を直接問われるような問題は出題されない
しかし年号暗記で解ける問題も複数ある
単語集の鬼暗記で誰でも8割は取れる
という感じです。

他の世界史や地理に比べて、勉強時間に比例して成績が上がっていく特徴があります。

引用元:東大BKK(勉強計画研究)サークル

上述の内容によれば、設問の傾向を理解した上で日本史の知識を積み重ねるのがポイントのようです。

参考書と具体的な対策も同サイトで紹介されています。

センター日本史で9割・満点取る勉強法を東大生が解説!おすすめ参考書も | 東大BKK(勉強計画研究)サークル
皆さんこんにちは、東大BKKです! 「センター日本史の9割・満点取れる勉強法やコツを教えて!!」 「センター日本史に使えるおすすめの参考書や問題集は?」 こんな疑問に答えます。 この記事ではセンター日本史をテーマに解説していきます。 試験の概要・出題傾向から勉強法やおすすめ参考書を徹底解説しているので、 これを読めばセ...

通訳案内士の施行要領(P.16)によれば、日本史で60点以上とれば「歴史」は免除科目です。

暗記の積み重ねを確実に成果に結び付けたい場合は、一つの選択肢になります。

しかし、大学入試センター試験については、以下のサイトのように2020年1月を最後に廃止という情報もあります。

【早わかりQ&A】センター試験廃止へ 2020年度の大学入学共通テストは結局何が変わる?|高校生新聞オンライン|高校生活と進路選択を応援するお役立ちメディア
【2020年1月17日・最新情報を追加しました】大学入試センター試験が、2020年1月(2019年度)の実施を最後に廃止され、2020年度(21年1月に実施)から新テスト「大学入学共通テスト」に移行す

この点では、年1回の実施となる歴史能力検定対策が安定して対策できる選択肢になります。

歴史能力検定 公式サイト
歴史能力検定の概要、試験例題、試験のお申し込み、関連ニュースなどをご紹介します。歴史能力の実施概要を確認するにはこちら。【主催】歴史能力検定協会

一般常識

一般常識では以下の試験が免除試験に指定されています(2019年度)

  • 大学入試センター試験「現代社会」80点以上

歴史と同様、センター試験の動向次第で左右される可能性が高いです。

私はもともと通訳案内士試験を直接受験して「一般常識」を突破しましたが、当時の経験を振り返って思うポイントのは、試験対策のみに注力せずに日頃から日本のニュースや常識に問題意識を持つことです。

勉強した内容が必ずしも出題されるかどうかは定かではないため、自分の頭で問題のポイントを読み解き、その訓練を習慣化する必要があります。

通訳案内の実務

2019年度では「通訳案内の実務」に関する免除の情報がありませんが、「観光庁研修テキスト」で勉強して対策ができるレベルです。

以下のハロー通訳アカデミーブログで公開されています。

<通訳案内の実務>に出題される「観光庁研修テキスト」の研究 - 通訳案内士試験の<無料独学合格>を強力にサポート!
<通訳案内の実務>に出題される「観光庁研修テキスト」の研究2018年度全国通訳案内士試験第1次筆記試験<通訳案内の実務>は、すべて下記の「観光庁研修テキスト」から出題されました。●「観光庁研修テキスト」(全180ページ)●「観光庁研修テキスト」(全144ページ)(印刷するならこちら)こちらは、不要な資料のページを削除し...

私自身は観光庁研修が義務付けられた時にテキストを使用して勉強しました。

テキストの内容自体は実務でも役立つ内容なので、テキスト通りに勉強しても損はありません。

通訳案内士試験の対策も忘れない

すべての試験科目が免除になればハッピーですが、時間の都合などで対策が間に合わない方もいるでしょう。

この場合、事前に検定を受験できる科目とそうでない科目を区別して対策する必要があります

たとえば、通訳案内士受験の前年度に以下の予定を立てます。

  • 前年度に免除を狙う科目:「歴史能力検定2級」「英検1級」
  • 本番の通訳案内士試験で受験:「日本歴史」「外国語」以外の科目

長期戦となりますが、通訳案内士試験で「合格」するためには手堅く試験科目をクリアする考え方も必要です。

不合格になっても諦めない

仮に不合格になってしまっても、受験時に何らかの科目が合格点に達していた場合、その科目は翌年まで免除となります。

たとえば、2019年度の通訳案内士試験で「日本歴史」のみ不合格になってしまい、他の科目が全て合格点に達していた場合、翌年には「日本歴史」のみが一次試験の受験科目となります。

このように、一度不合格になってしまっても合格した科目があれば、その科目は翌年まで免除の効力を持ちます

免除制度を利用して通訳案内士試験を突破しよう

免除制度を利用して通訳案内士試験を突破しよう

本記事では、通訳案内士試験一次試験で免除制度を活用する5つのポイントについてご紹介しました。

JTB総合研究所の記事によれば、2019年の訪日外国人観光客も2,000万人を大きく超えており、FIT(Foreign Independent Tour)のカスタマイズツアーの提案は今後も求められるでしょう。

業務独占資格ではなくなった通訳案内士ですが、通訳案内士としてのライセンスを持つか持たないかで顧客の信用度は大きく変わります

通訳案内士試験を受験しようと考えている方々へ、本記事がお役に立つと幸いです。

なお、以下の記事では通訳案内士の対策を解説していますので、こちらもご覧ください。

【独学合格】通訳案内士一次試験に合格するための3つのポイント
マニアックな問題が出るという噂を時々聞くようになった全国通訳案内士試験一次試験。ただ、全てがマニアックというわけではないので各科目で安定して7割~8割前後をとれれば独学でも合格できます。本記事では、試験の合格を独学で目指す受験者の方々の参考になる勉強法と参考書をご紹介しようと思います。
通訳案内士二次試験に独学で合格するポイント【プレゼンテーション】
実務能力を問う問題が特徴的となった全国通訳案内士二次試験。全てがマニアックというわけではないので各科目で安定して7割~8割前後をとれれば独学でも合格できると思っています。本記事では、全国通訳案内士二次試験の合格を独学で目指し、プレゼンテーションの対策を進める受験者の方々へ勉強法と参考書をご紹介しようと思います。
通訳案内士二次試験に独学で合格するポイント【質疑応答の例文付】
全国通訳案内士の二次試験は面接形式となっており、2018年度の試験では日本関連事象のプレゼンテーション、指定された文章の外国語訳、それに関わるトラブル対応の質疑応答に分かれました。本記事では、質疑応答に関する傾向と試験対策について解説していきたいと思います。
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